技術体系

講道館柔道の技は「投げ」「固め」「当身」(あてみ)の3種類に分類される。練習形態は柔道形と乱取りがある。本来は形と乱取りは車輪の両輪として練習されるべく制定されたが講道館柔道においては乱取りによる稽古を創始当時から重視する。嘉納自身、当身技は危険として乱取り・試合では「投げ」「固め」のみとした。このゆえにスポーツとしての柔道は安全性を獲得し、広く普及していくこととなった。反面、柔道家によっては極め自体嫌う者も存在すると言われている。近年においては格闘技界での寝技のポジショニングの隆盛、いわゆる「極めっこ」の衰退により、極め(関節技)を軽視する傾向は加速している。その影響で中には関節技を 知らない、あるいは出来ない柔道家も存在するほどである。

当身技については、現在では昇級・昇段審査においても行われることが稀であるため、柔道修行者でもその存在を知らないことが多く、また指導できる師範も少ないのが現実である。